Guide Note -　LOVELY KNIT TOP

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ー　製作秘話

去年ニットを製作してみて、正直に感じたのが
「真冬に本当に着られるデザインニットが意外と少ない」ということでした。

可愛いデザインのニットは多いけれど、
実際はインナーが見えてしまったり、ヒートテックが着づらかったり。
結果的に一番寒い時期は、無難なタートルのリブニットに頼ってしまう。

でも、冬はアウターを着るので、
着膨れしたり、重く見えるのも避けたい。重ね着もあんまりしたくない。

そうした実体験から、
“インナーに困らない”＋“しっかり防寒できる”を前提に、
デザイン性のあるニットをつくろうと思いました。

見た目だけでなく、日常で使える実用性を重視して形を詰めていった結果、
今シーズンのLOVELY KNITが完成しました。

 

ー　Design Details...

▪︎大胆なフリル×ハートモチーフ

大ぶりのフリルを大胆に配置しながらも、角度やボリュームを何度も微調整して、
“よく見たら♡型” に見えるように仕立てました。

甘くなりすぎず、でもecmile.らしい「ときめき」をちゃんと残したい。
そんな背景から、フリルの立体感の出方や、ニットの編み地の硬さまで何度も検証を重ねたデザインです。
動いたときに自然にハートが浮かび上がるような、さりげない遊び心を込めました。

 

▪︎袖にもリボンモチーフ

袖には、ブランドの象徴でもあるリボンモチーフを。
ただ可愛いだけじゃなく、“可愛いのその先に問いを生む”ecmile.らしいシンボルとして添えました。

実際のリボンは主張しすぎないサイズ感にし、甘さと上品さのちょうど中間を狙っています。
動くたびにゆれるリボンが、ふとした仕草まで印象的に見せてくれるような、
小さな仕掛けのあるディテールです。

 

▪︎ベースのシルエットはシンプルに

ベースとなる形は、あえてミニマル。
デザイン性の高いディテールが映えるよう、シルエットは“余白”を意識しました。

そしてなにより重視したのが、真冬でもヒートテックが着られるボディの形。
重ね着をしても窮屈にならず、袖や首元からインナーが見えることもない、
「朝の忙しい時間でも、クローゼットからパッと取り出して着られる一枚」になるように。

デザインニットでありながら、日常にすっと馴染む実用性を両立させています。

 

▪︎丈感・バランスの調整 

今年はあえて、極端な丈（超ショートやロング）にはせず、
どんなボトムにも合わせやすい“程よい”丈感にこだわりました。

スカートにもパンツにも合うよう、
ウエストラインがもたつかない絶妙なバランスを追求しています。
1枚で主役になる存在感を保ちながらも、
どんなスタイルにも馴染む「日常の主役ニット」として完成しました。

-  ニットの簡単お手入れ方法  - 

✔️ 1日着たら、数日休ませる
　ニットは繊維が元に戻る時間が必要です。連日着用は避けて、休ませるのが◎

✔️ ブラッシングで汚れを落とし、毛並みを整える
　表面のほこりや毛玉予防に。
　私は無印良品の洋服ブラシを愛用しています⭐️

✔️ ハンガーには掛けず、畳んで収納する
　伸び防止のためにも、干すときは平干しで！
　湿気を避け、通気性の良い場所で保管すると◎

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 - 長く着るためのちょっとした工夫 - 

・冬の終わりに、毛玉を優しく取り除いてから保管する。（シーズン終了時にクリーニングに出していただくのがベスト！）
・防虫剤を“直接触れない位置”に置く
・次のシーズンに着る前に、ブラシで軽く整えてから着用する。

 

    

 

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございました♡

次回の更新もお楽しみに！

 

Director / Designer FUYUKO

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